1月例会報告

 2024年は元旦から能登半島で大変な地震があり、二日には航空機事故という波乱の幕開けとなり、今年はどうなってしまうんだと暗澹たる気分になった方々も多かったかと思います。いまだに能登の復興のめどはつかないなか、亡くなれた方々のご冥福を祈りつつ、一日も早く被災した皆さんが普通の生活に戻られることを願ってやみません。微力ながら義捐金も送らさせていただきました。

 さて、そんな中、1月14日に今年初の槇の例会がありました。いつもの五井駅のサンプラザ市原が工事の関係で使えず、市原青少年会館の二階の落ち着いた和室での例会となりました。前日の雪の影響もあり、風邪や体調を崩していた同人も多く、参加者は7名といささか寂しい人数ではありましたが、そこはそれ、和室で膝を付き合わせてより濃密な例会になったことをご報告いたします。

日時   2024年1月14日(日)

場所  市原青少年会館

出席人数 7名

合評作品 「お姉ちゃんはバナナ」「離岸流」

 今回は、ブログ担当の二作品でありました。槇46号に掲載された「お姉ちゃんはバナナ」は童話のようなタイトルにそぐわない1945年8月6日の広島を描いたお話です。重いテーマの作品ですが、地球上から戦争が亡くなる日っていうのは来るのだろうか?という思いから、今書かないといけないような気がしていました。「離岸流」は夏の海岸で溺れた若い女性を助けた青年が、訴えられる話。恣意的な報道によって青年が追い詰められていく中でメディアの在り方などに疑義を投げかけた内容です。概ね、皆さんに好意的に受け止めていただけたようでホッとしております。

下の写真は、乾会長から是非、ブログに載せてくれとの要望があった、受贈誌です。

 次回の例会は2月の11日です。場所はいつも五井サンプラザ市原に戻ります。またの報告を楽しみにしていてください。


文学同人「槇の会」ブログ

千葉県市原市五井を拠点に活動している文学同人「槇の会」のブログです。 年一回、文学同人誌「槇」を発行しています。

0コメント

  • 1000 / 1000