槇47号発刊!

12月7日、予定より1週間遅れとなりましたが、槇47号が無地、発刊となりました!

最終ゲラの確認等、入院中の乾さんに大変な負担を強いてしまった事に関し、この場を借りてお礼申しあげます。最終収支、各自分担金等、乾さんより説明がありました。

月例合評は、守宮槐さんの2作品「宴の請求書」「猫ドアをすり抜けてくる」と、勅使川原正子さんの長屋シリーズ第3弾「骨折り損のくたびれ儲け」でした。

「宴の請求書」守宮槐

夫の能天気さが笑える/離婚のことを知らないと書けない。上手い/私の夫に似ている/敦子パートが長くバランスが悪い。最初から愛人中心でもいいのでは/時折、作者目線が入る/三人視点でこういう書き方が出来るのかと勉強になった/男目線だと俊介の心境に違和感/女性側がスカッとするように書いた(作者)

「猫ドアをすり抜けてくる」守宮槐

余韻を残すか、投げっぱなしか/小池真理子っぽい/「世間知らずのお嬢様」との乖離を感じた/古いアトリエ住宅は経験か?/間取りのモデルがある。主人公にもモデルがいる。主人公は世間に関心がないだけ(作者)

「骨折り損のくたびれ儲け」勅使川原正子

ふたつの物語が同居しているように感じる。分離したほうがよかった/作者は時代モノのほうが合っている。善人だけの心温まる物語/事件を出さずに人情だけでまとめると一皮むける/主人公は誰なのかという疑問が残る/くたびれた定七をなんとかしてあげたかった(作者)






岸本さんが、冨山坊インターナショナルより「家康 最後の日々」(2970円税込み)を、宮川さんが文芸社より「鬼の萬年堂奇譚~ヤスケと栄~」(770円税込み)を上梓されました!おめでとうございます!!

Amazon等でもお買い求めできますので、是非よろしくお願いいたします!

最後になりますが、乾さんから槇の会会長を、プログ更新もままならない、不肖このブログ担当が引き継ぐことになりました。乾会長のようにはとても出来ないと思いますが、皆様の協力を仰ぎつつ精一杯やらせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m


文学同人「槇の会」ブログ

千葉県市原市五井を拠点に活動している文学同人「槇の会」のブログです。 年一回、文学同人誌「槇」を発行しています。

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