7月例会報告
7月の例会報告をUPするのを忘れていました。申し訳ありません。
7月13日(日) 出席者 秋山、佐藤、沖、森谷、松葉瀬、宮川、吉井(オブザーバー)
茨城県牛久市から吉井宏さんが見学にきてくださいました。自己紹介もしてもらって経歴や書くことのきっかけ、趣味なども語っていただきました。
その吉井さんは、9月から正式に槇の同人になっていただくことが決まりました。みなさんで盛り上げていきましょう。
匝瑳市のUさんですが、入会を推挙する声はほとんどありませんでした。一部にもう一作書いてもらったらどうか? という意見もあり、むげに断るのも気の毒なので、その方向で連絡することにしました。書けないということならそれまでということで。
夜に電話をしました。誤字脱字も多く、否定的な意見が多かったこと、もう一作みたいという声もあることを伝えました。本人はめげるどころか、戦時中のことを書いた話があると前向きでした。メンタルは強いかもしれません。
宮川さんが担当している、シティライフへの槇の同人募集の記事は、秋口くらいには掲載される予定です。
「ぐるり」半年間で槇が二冊売れました。手数料15%を除いた売り上げ、1870円を会計に入金しました。
合評
「夏谷にて」 守宮槐
「……。」「——。」何かルールがあるのか/作品が壮大すぎて感想が言えない/主人公の成長物語としてはよく書けているが、神の物語としては破天荒さに欠ける/字が小さいと読むのに苦労する/これで終わり?と思ったが、春夏とくれば秋冬と続くわけで、伯父の咎が明かされるのは次回以降。楽しみである/日本の神は優しい。西洋の神は極悪非道。バッドエンドがいいかなと思う(作者)
「続造海百首」 三木沢悟
歌はオリジナルなのか?百人一首をカンペにする発想はスゴイ/物語の締め方にセンスを感じる。並々ならぬ才能/歌はオリジナルではない。ググると出てくる。(作者)
「真夏の夜の来訪者」 麻生悠子
他人事ではない。親の事故で苦労させられて免許を隠したりした/プリウスミサイルなどという言葉すらネットの世界ではある。当事者からの見方、視点は貴重/運転するので、他人事ではない/クルマを手放したということは免許は手許に残っているわけで、そのあたりの葛藤をもう少し書き込んで欲しかった/思い出したくもない事故だが、記録として残しておきたかった(作者)
「移動遊園地」(一)(二) 勅使川原正子
詩から江戸の人情話までいろんな才能がある。自分の年齢になるともっとほのぼのとした話が読みたい。ダビデはギリシャ神話には出てこない/テーマは「復讐」。過去に何があろうが犯罪じゃないかというツッコミをどう説得するか。理不尽さが先に立つ/江戸川乱歩っぽい題材はいいが、問題はどう料理するか? 犠牲になる子供たちに因果関係がなさすぎる/移動遊園地というタイトルからかけ離れているように感じるが、完結編では納得させてもらいたい/そのつもりで(三)を書いたが、どうなりますか(作者)
次回の例会は、8月はお盆休みなので、9月14日(日)。場所は9月も7Fではなく、9Fの研修室です。
合評は守宮槐「巨人の庭」「青い星」、勅使川原正子「移動遊園地」(三)、佐藤正子「カモメの塩焼き」時間があれば、槇47号から花散る里「続シャロンの百合」、乾浩「七里法華」をやります。時間がとれない場合は、新作優先となります。ご了承ください。遅くも9月11日くらいまでに森谷さんの講評を送ってください。
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