4月月例報告
ブログを見直したところ、4月の月例報告が欠けておりました。申し訳ありません。というわけで以下、4月の月例報告です。
4月13日(日) 出席者 秋山、乾、佐藤、沖、宮川、森谷、岸本
連絡事項
1. 令和6年度会計決算報告、令和7年度会計予算案ならびに監査報告が承認される。
2. 令和6年事業報告ならびに令和7年活動予定の説明。
3. 役員人事変更。代表代行として新たに森谷さんを指名。会計監査を松葉瀬さんと岸本さんの二名体制にする。
4. 事務局を岸本さんから佐藤さんへ順次、移行する。
5. 校正ミスが出ないように、11月に通常の月例会とは別に一日、編集及びゲラ校正日を設ける。
合評
「夜の葬送歌」 守宮槐
こういう才能が槇にいることがうれしい/どうやって名前をつけているのか、発想がしりたい/虫たちの世界を擬人化。読んだ後に優しい気持ちになった/虫の変態を出会いと別れに絡ませ、生き物の特徴をうまく作品に取り入れている/ジュニアと大人の文学を分ける必要があるのか。読者対象は何歳か?/30年前の作品だということに驚き。光と闇の世界の対比がいい。美しいファンタジー。コオロギのDNAに刻み付けられている「子守唄」の由来がこの作品を格調高くしている/対象は小4~中3くらいかな(作者)
「ぼく」 まあ
こういう作品を書くひとがいるということが素晴らしい/絵も上手、文章も優しい。姉に送ったら素晴らしいと言っていた/面倒くさがりなので、ここまでの装丁をして完成させる力がスゴイと思う/【ほんのひとこと】は解説になってしまうのでいらないのでは?/別れの物語が続く。イラストや装丁がそれをうまく和らげている/病院の待合室に置いてもらってみんなに読んでもらっていると聞き、これこそが本来の物語の在り方ではないかと思った。なにも文学賞に応募することがすべてじゃない/最初は4つの別々の話だったのを繋げていった(作者)
「椿の海の物語」 鷺町一平
面白かったが、年寄りにはパラレルワールドとかマルチバースという概念が受け入れられない/読み応えがあった。自分なら赤い椿で真っ赤に染まる美しい湖と鬼をメインにする/パラレルワールド設定は理解できるが、やはり複雑になってしまう。過去をいじれば未来が変わるという王道が読みたい/パラレルワールドは現代にもある。個人でも国でも見ているものが違う。ひとつの世界を共有するほうが不思議なのかもしれない/概して作者は、発想は素晴らしいが展開力に難がある/合評では言い忘れたが、サブテーマとして夢と現実と虚構が等価値だったら……ということをやりたかった(作者)
次回の例会は5月11日(日)。
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